囲碁の基礎に戻る

眼と死活 · 第 24 節

コウ材とコウによる生き:なぜ別の場所へ打つ?

コウを取られた側は、すぐには取り返せません。争いを続けたければ別の場所で相手が考えるべき脅しを打ちます。これがコウ材で、それに応じるのがコウ材への応手です。

相手がコウ材に応じれば、取り返す機会ができます。応じずにコウをつないで解消することもできます。コウを失う損と、別の場所の脅しを実行する損を比べましょう。

コウに勝たなければ生きられないのがコウによる生きです。相手が先でも取れない無条件の生きとは違います。まだ取られていないだけでは安全とはいえません。

図はコウの即時取り返し禁止を復習し、図外にコウ材は設定していません。実戦のコウ材は全盤で探すもので、見えない遠くに脅しがあると仮定してはいけません。

コウを取る前

CDEFG34567
黒番:白E5のダメはF5だけです。黒F5でE5を取り、取った後にダメがあるため合法です。

コウを取った後

CDEFG34567×
黒がE5を取った後、白は×印のE5にすぐ戻れません。F5を取ってコウを取る前と同じ盤に戻るためです。これがコウの即時取り返し禁止です。

弈伴オリジナル · 囲碁の基礎 ·